【パリ旅行記① 】シャルルドゴール空港でぼったくりタクシーに乗ってしまった話

パリへ向け出発

2018年の夏休みはパリ旅行に行った。出発当日、掃き溜めのような職場を定時で退勤し、そのままバスで羽田へ直行した。国際線ターミナルでシャワーを浴び、親友と合流した。

そして23時頃発のオシャレな雰囲気漂うエールフランスの直行便でパリへ向かった。

早朝にシャルルドゴール空港に到着し、まずはホテルに荷物を預けようと、市内までタクシーに乗ることにした。

事前に調べたところ、空港からパリ市内までのタクシーは一律固定料金が導入されている。目的の地区によって、50ユーロまたは55ユーロと決まっているので、観光客も安心して乗れるだろうと思っていた。

しかし、ここでわたしのこれまでの数回の海外旅行経験の中で初めてぼったくりに遭うことになる。

ショックなのであまり人にも言っていないのだけど、自戒ともしパリに行くことがある友達がいたら啓蒙のために書く。

 

シャルルドゴール空港でぼったくりタクシーに遭う

到着早々ターゲットとなる

空港の出口からタクシー乗り場を目指して歩く。いくら英語が分からなくてもtaxiという表示くらいは分かる。それを目指してずんずんと進んだ。

わたしたちはtaxiを目指していたのに、それをスーツを着たオッサンが阻んだ。何を言っているのかはっきりとは分からないが、お前らはそっちではない、的な感じだ。

明らかにtaxi乗り場はオッサンが塞いでいる方面だが、オッサンはスーツを着ていたので「空港職員?工事とかで乗り場が変わったとか?」と思って一度立ち止まると、今度はジェイソン・ステイサム風の男がにこやかにわたしたちを誘導し始めた。

後から思うに若い東洋人女性2人組は恰好の餌食だっただろう。シャルルドゴール空港に降り立った瞬間からカモとして目をつけられていたに違いない。

 

ぼったくりタクシーへ搭乗

あれよあれよと言う間にステイサムに連れられ空港の外に出て、かなり薄暗い駐車場に着いた。周りには誰もいない。

「これってもしや...ここで終わりか」とうっすら思ったが、ステイサムは小さい紙に値段が書いてあるものを一瞬だけちらっと見せ、「OK?」的なことを聞いてきた。

ここで「NO」と言える日本人女性(20代・英語理解度義務教育レベル)がいるだろうか。

とりあえず市内へ連れて行ってくれる気はありそうだったので、車の種類は分からないが黒くていい感じのやつに乗り込んだ。事前にネットで調べていたタクシーとは明らかに違うようだ。

ステイサムは運転中もにこやかで、途中で「ホラ、これが凱旋門だよ」みたいなことを言って笑っていた。

 

ガッツリぼったくられる

無事にホテルの前に到着し、とりあえず無事だったと安心していると、「運賃は200ユーロだ」と告げられた。

何が起こるかと身構えていたけどなるほど、これがぼったくりか...仕方ない。身の安全を確保できるなら200ユーロなんて安いものだ。

1人100ユーロずつ出しハゲに渡したところ、「違う、1人200ユーロだ」とかなりキレ気味に返された。

「事前にこの紙も見せただろう」と言うキレ気味のフランス人に言い返すことなどできるはずもなく、空港で両替したばかりの200ユーロを泣く泣く各々払った。

払った瞬間ハゲはまた笑顔に戻り、この変わり身の早さが恐ろしいが、無事に車から降りることができた。

後から調べたところ、パリでタクシーに乗る時は声をかけてくる奴についていってはいけないらしい。奴らは正規登録のタクシーではなく、タクシー以外の配車業者のため、とにかくタクシー乗り場を目指さないといけなかった。リサーチ不足であった。

 

パリ観光初日

ショックでぐったりしつつ、ホテルの中へ入った。ホテルは五つ星の素晴らしいところだったが、ショックが大きく心から感動することができなかった。ハゲは金だけでなくパリを楽しむ気持ちさえも奪ったのだ。そんなことをしてハゲが幸せになれるはずはない。

そんな中、早朝の到着だったにも関わらずフロントの人はチェックインをさせてくれ、部屋に入ることができた。ささくれ立った心に沁みる。とても有難い。

 

セーヌ川沿いを散歩してみる

気を取り直し、近くへ散歩に出ることにした。初日の予定は、エッフェル塔が見えるレストランでランチをとることだ。日本で親友が予約をしてくれていた。

ホテルから歩いてすぐ、セーヌ川を渡るとオルセー美術館が見える。

ヨーロッパはオーストリアに次いで2国目だけど、雰囲気は全然異なる。ウィーンはこぢんまりとして親しみやすさもあるが、パリは少し歩いただけで壮大で荘厳だと分かる。

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トロカデロ広場でエッフェル塔映え写真を撮影する

続いてメトロに乗り、エッフェル塔を見に行った。
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エッフェル塔周辺をウロウロしていると、少し先に噴水や建物が見えた。

そこに行ってみると、インスタでよく見るエッフェル塔映え写真スポットがあり、「ここ!!ここで写真を撮りたかった」と興奮した。

後から調べるとこの場所はトロカデロ広場といい、かなり有名なエッフェル塔鑑賞スポットだった。

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エッフェル塔ビューのレストラン レゾンブルでランチ

 映え写真を撮った後は、ランチに向かった。レゾンブル(Les Ombres)というレストランで、ケ・ブランリー美術館の最上階にある。

エッフェル塔を間近に見ながら優雅に食事をした。

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ランチ後は、歩いて1度ホテルに戻り、少し休んでからまた散策に出かけようとしていた。

しかし、2人でダブルベッドに入ると、なんと2人ともいつの間にか寝てしまっており起きたら夜中だった。8時間くらい寝ていたと思う。

かなり驚いたが、長旅の疲れとぼったくりのショックが大きかったから仕方ない。風呂に入り、翌日に備えることにしたのだった。

 

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